上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書く事で広告が消せます。 |
||
母親が帰ってこないなら、オールナイトで……ムフ。思わず、心の中で
「フッフッフッ、はっはっはっ!あーっはっはっは」と、悪のボスキャラ的笑い方をしてしまうよ。 今のうちに飯だけは炊いておくかな。 しばらくして、佳純ちゃんがカレー鍋を抱えて、来てくれた。 「はい、シンさん。カレーです」 「ほいほい」俺は取り敢えず、カレー鍋をコンロの上に置いた。 んで、気付いた…… 「佳純ちゃん…パジャマ?」マジーーー!ジュニアがいきなりたちまくり! 「うん。夜はこの格好なんだー」 「そうなんだ…」 しかも、佳純ちゃんはやけに嬉しそう。そんなに俺との一夜が楽しみなのか!そーなのか! 「シンさん!これみてー」 「ん?」佳純ちゃんは嬉しそうに、ピンクのケータイを見せびらかした。 「ん?ケータイ買ってもらったんだ?」 「うん!」なんだ、俺との一夜を喜んでたわけじゃないのね。 「よかったね!」こういうときは、一緒に喜んであげるべし! 「友達、みんな持ってて…佳純は持ってなかったから…」 ケータイくらい買ってあげないとね。佳純ちゃんがジジイに抱かれて家賃ただになったんだしね。 「メールもできるし、写メも撮れるの!」 まあ、ケータイだから当たり前なんだけどね。 今気付いた。佳純ちゃんの言葉遣いが、段々タメ口になってる。打ち解けてくれてるね。 佳純ちゃんはケータイを持ったのが余程嬉しいのか、俺に一生懸命説明してくれる。パジャマ姿の佳純ちゃんは、カワイイうえに、何となく色気もある。 「ほら、見て!写メも撮ったの」 あら、カワイイ友人とのツーショット。なかなか。 と、その時、佳純ちゃんのケータイに着信が。 「あ、ママだ」ぎくっ! 余計な事はいわないでね、佳純ちゃん。 「うん…うん…わかった、大丈夫だよ、うん…」 なぜか息を潜めてしまった。 「お母さん、なんて?」 「今日帰れなくて、明日の夕方に帰るから、ご飯食べて、明日は朝ちゃんと起きて学校いきなさいって」 ま、母親としたら当然のアドバイスだね。 「佳純はもう子供じゃないから、一人で平気なのにね」 まあ、確かに男は知ってますから、大人といえば大人なんですが…小学生です。「シンさん」 「ん?」 「メアド交換しよう!ね?ね?」 はいはい、願ってもないことですよ、佳純ちゃん。 |
||
| ホーム |